生活習慣病
生活習慣病とは
生活習慣病は、少し前まで「成人病」と呼ばれてきたものになります。
成人病は中高年の方がかかる病気であり、「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」が3大成人病とされてきましたが、現在では若い世代の方も糖尿病などにかかるケースが多くなり「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。
生活習慣病は毎日の生活の積み重ねが影響する病気であり、大きな病気に繋がります。 代表的な生活習慣病は、上で述べた3大成人病にある「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」をはじめとして、脳出血、高血圧、肺気腫、糖尿病、高脂血症、痛風、脂肪肝などが挙げられます。
基本的に、生活習慣病の全ては「食事療法」「運動療法」で改善を図ることが求められ、医師からアドバイスを受けた生活サイクルを継続的に心がけることが必要です。
「生活習慣病」が注目された訳
長寿大国と呼ばれている日本の食事は欧米化が進み、和食を意識的に摂らなくては口にしない日も出るほど、食生活に変化が起きております。また、仕事が忙しいなどの理由により、睡眠時間とそのサイクルにおいて、不規則な生活をしている方も少なくありません。
こういった背景が影響し、現在、生活習慣病で亡くなる日本人は 全体の約3分の2にも及んでいるというデータがあります。
少なからず自分の生活習慣に問題があると感じている方が多い為、各メディアでもこぞって「生活習慣病」というキーワードを取り扱っていく流れが生まれ、日々の生活の中でも頻繁に見聞きするようになりました。
死に至る恐い病気にも繋がる為、厚生労働省も警鐘を鳴らしております。
自覚症状のない生活習慣病
「高脂血症」「糖尿病」「高血圧」「内臓肥満」は生活習慣病の中でも「サイレントキラー」と呼ばれ、発症しても自覚症状がなく、気づいた際には病状が進行しているケースの多い、非常に恐い病気です。
しかし幸い、多くの生活習慣病は初期に診断できれば、自分の生活習慣を見直すことで改善を図ることが可能です。
年に1度は必ず定期健診を受けるようにしましょう。